はじめまして。乳がんサバイバーのななです。
私は2020年7月、44歳の時に浸潤性小葉癌の告知を受け、8月に右全摘とリンパ節郭清をしました。
術後病理でルミナルAだったため、「リュープロレリン 5年」、「タモキシフェン 10年」のホルモン療法を始めました。
ホルモン療法で大変だったこと
私のホルモン療法の副作用で特に大変だったのは、めまいと喉の詰まりでした。
治療前からめまい持ちでしたが、ホルモン療法後はさらにひどいめまいに悩まされました。
最初は乳腺外科の主治医に相談しましたが、
ホルモン療法をする上では仕方がない
と言われてしまい、1年近くめまいと喉の詰まりに悩みました。
喉が詰まると食べられるものが限られて、6kg近く痩せてしまいました。
めまいがひどかった頃の生活
あまりにめまいがひどい時は横になっていました。
コロナ禍で子どもの行事をZoomで見られたのは助かりました。
買い物を家族に頼むことも何度かありました。
喉が詰まって食欲のない時に食べた物
私の場合は、パンやゼリーが食べやすかったです。
味噌汁にご飯を入れて食べるいわゆるネコマンマもよく食べました。
アイスも食べやすかったです。
時々きちんと食べられる時があったので、その時に栄養バランスを考えて食べるように心がけました。
主治医に相談したところ、あまり食べられない間は栄養が取れているかを血液検査で調べてくれました。
あまり食べられない日もありましたが、栄養面に影響が出るほどではなかったので安心しました。
めまいと喉の詰まりが改善したきっかけ
ずっとめまいと喉の詰まりに悩んでいたのですが、
ある時Twitterで何気なくにしかわさんのツイートに悩みをリプライしたところ、
婦人科にかかってみてはいかがでしょうか?
とアドバイスしていただき、早速婦人科へ行きました。
リュープロレリンで更年期症状になっていて、めまいがひどいことを訴えたところ、「女神散Ⓡ」という漢方薬を出してくれました。
持病のパニック障害も若干悪化していたので、「フルボキサミン」という気分を落ち着かせる薬も、一緒に出してもらいました。
これを飲んでから私のめまいと喉詰まりが、すごく楽になりました。※
一緒に飲み始めたので、どちらの作用かはわからないのですが、
時には治療前より調子が良い日もあり、遠出もできるようになってきました。
これは本当に嬉しかったです!
※個人の体験談であり、全ての人に当てはまるわけではありません。必ず医師や薬剤師と相談してください。
工夫していること、気を付けていること
今も続けて「女神散Ⓡ」と「フルボキサミン」を飲んでいます。
体調に波はあるものの、概ね調子よく過ごせています。
パニック障害の既往があるため、散歩もあまりできなかったのですが、お薬のおかげで今は1日4000歩近く歩けるようになりました。
体力がないので、ゆっくり休憩しながら1時間近く歩いています。
散歩で運動するようになってから、更年期症状も少し軽くなったように感じています。
落ち込みやメンタル面で工夫していること
ホルモン療法をしているためか、時々ひどい落ち込みがあったりもするのですが、
そんな時こそ、晴れた空の下に出て気分を変えるように心がけています。
逆に落ち込んでいる時にやってしまいがちなのが、インターネットの情報を見続けてしまうこと。
私の場合、これがあまりよくないです。
それはネガティブな情報ばかり見てしまうためです。
なのでインターネットから離れる意味でも、外に出たり家事をしたりしています。
あとは休日は家族とたくさん出かけています。
私のメンタルに一番いいのはこれです!
息子がドライブが好きなのでドライブばかりですが、きれいな景色を見て、車中でたくさん笑えばどんどん元気になっていきます!
「好きなことは貪欲にやっていく」
とっても大事ですね!
頭が回らない、記憶力の低下
ホルモン療法をしてから地味に悩まされているのが、頭が回らなくなったことです。
大事な日程を忘れそうになる、時間を間違えることがとても増えました。
家計簿をつけるなどの事務作業も、極端に苦手になってしまいました。
メモをして対策する
子どもの学校のことなど大事なことは間違えられないので、必ずスケジュール帳に時間を書くようにしました。
また特に大事なことは夫にも話しておきます。
私が忘れても、夫が思い出せることがあるからです。
「確か10時だったよなぁ」と、ある程度自信があっても、必ずスケジュール帳も見る。
これでなんとかこなしています。
「治療前のようにはいかなくていい」
「誰かと繋がる大切さ」
今では、色んな工夫やアドバイスのおかげで日常生活を楽しく送れています。
それでも当然、罹患前のようにいかないことも多々あります。
でも「それでいい」と思っています。
「先々を考えすぎず、今を大切に」
いつも心に留めている言葉です。
さいごに
最後に私がお伝えしたいことは、
孤独にならないように、何かで繋がっていることは思った以上のパワーがある、ということです。
Twitterをしていたから婦人科に繋がれたし、
フォロワーさんから教えていただいたり、
励まされたこともたくさんあります。
家族とはまた別に、患者として誰かと繋がれることは財産だと思っています。
そんな場所が少しでも多くできたらいいな、と感じています。
この記事を書いた人
2020年7月告知。同8月右全摘+リンパ郭清。ステージ3の浸潤性小葉癌。 タモ&リュープリン治療中。夫と息子(高校生)の3人暮らしのアラフィフ。趣味&生きがいは週末のお出かけ🌟パニック障害あり。
なな@乳がん(@nanaeco54)さん / Twitter
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